香りが世界を変える!なんて言ったら、大げさかもしれませんが、アロマテラピーには私たち人間にそんな力を働かせる何かがあるのもまた真実。筆者もアロマテラピーの活用でストレスフリーな生活を手に入れた人の1人です。
この記事では、
・仕事や家事、育児に追われ心のゆとりがない
・癒しを求めて何か良い方法を探している
・最近、お肌をはじめ体に不調を感じる
・・・という方に、アロマテラピーを取り入れてストレスフリーな生活を目指すための基礎知識をお届けいたします。
▼目次
1.あなたの知らないアロマの世界
そもそもアロマテラピーとは一体何なのでしょうか。私たち人間は太古の昔、自然の中で暮らす生き物でした。そのため当時は、身近な植物を薬草として使うことも多かったと聞きます。
大ヒットゲームであるドラクエでも冒険中に負ったダメージは、薬草を使うことでHPやMPが回復しますよね。それと同じで、東洋医学では生薬を処方することで効果を得ます。
アロマテラピーもその原理で、植物の香りを香薬として活用し、植物療法を体系化したものが起源です。
アロマテラピーという言葉自体が登場したのは20世紀初めですが、今では研究が進み、その効能は対症療法に留まりません。アロマテラピーは心身のトータルバランスを保つ意味でも、現代医学に一役かっていると言えます。
そんなアロマテラピーですが、初心者はわからないことも多いと思いますので、まずはその定義からお伝えいたしますね。
1-1.アロマテラピーの定義
内閣府に認定されているAEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)では、アロマテラピーについて次のように定義しています。
アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である「精油(エッセンシャルオイル)」を使って、美と健康に役立てていく自然療法です。
アロマテラピーの目的
・心と身体のリラックスやリフレッシュを促す
・心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす
・心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す
※以上、AEAJホームページ(https://www.aromakankyo.or.jp/basics/oil/)より引用
アロマテラピーは日本語で芳香療法と呼ばれますが、私たち人間にとって、においはとても本能的なものです。アロマテラピーは精神状態とも深く関わりがあるので、免疫を高めて健康を維持するなど、生活レベルを変えたい方にはオススメできます。
1-2.アロマテラピーが与える脳への影響
人間には5つの感覚がありますよね。聴覚・視覚・嗅覚・味覚・触覚の5つです。人によっては第6感があると言いますが、シックスセンスについては別の機会に譲りたいと思います。
それで、アロマテラピーは五感でいうところの嗅覚を経由して脳に伝わります。
ただ、においが脳に伝わるのではなく、脳に電気信号を送り、それを受信した脳が脳内に指令を出すメカニズムです。
脳内の大脳辺縁系(※1)や視床下部(※2)と呼ばれる部分にアロマの情報が伝わると、脳は体温とかホルモンの分泌とか、体のさまざまな機能を整えようと指令を出します。
※1 大脳辺縁系・・・感情や本能をつかさどる部位
※2 視床下部・・・自律神経をつかさどる部位
細かい症状への作用は認定講座やワークショップで詳しくお伝えしておりますが、大まかにアロマテラピーによって心身をリフレッシュさせ、身体機能のバランスを調節できると覚えていただければ幸いです。
出典:AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)アロマテラピーのメカニズム
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/introduction/mechanism/
2.こんなにたくさん!アロマテラピーの楽しみ方
一言でアロマテラピーと言っても、その方法はたくさんありますから、日々の暮らしの中でどんなことに活用できるのか?ぜひチェックしてみてくださいね。
2-1.芳香浴でリラックス
ティッシュやシミが気にならない布などに精油(エッセンシャルオイル)を1〜2滴垂らして数回振るだけで香りを楽しむことができます。ただ、不快に感じる場合は、体に合っていない場合もありますから、ご使用にあたっては専門家に意見を求めることがオススメです。
アロマディフューザーにお好みの精油を1〜2滴落とすだけでも、お部屋に快適な雰囲気を醸し出します。また、アロマディフューザーはインテリアにも使えますから、アロマを楽しむのに一石二鳥のリラックス法かもしれません。
2-2.即効性のある吸入法
マグカップに熱湯を入れ、精油を1〜3滴落とし、目を閉じて香りを吸い込み、呼吸を整えてみましょう。
呼吸を整えると気分がとても落ち着きますから、悩みやストレスにも冷静に対処できるようになると思います。また、精油により、のどのイガイガがすっきりしたり鼻の通りが良くなったりします。
※精油の成分は刺激が強いため長時間の使用は避けた方が無難です。また精油は飲めませんからご注意ください。
2-3.簡単にできる湿布法
お湯で温めたタオルや冷やしたタオルに精油(エッセンシャルオイル)にしみ込ませて身体の一部にあてる方法です。温湿布は慢性的な症状、冷湿布は急性の症状に活用します。
肩こり・腰痛・生理痛などに悩まされている方は一度お試しいただくことで、自分に合っているかどうか確かめることができるでしょう。
2-4.化粧品を手づくり「アロマDIY」
精油(エッセンシャルオイル)を自身のニーズに合わせてブレンドするのもアロマの楽しむ一つの選択肢です。またセルフスキンケアとして、化粧水やミツロウクリームなど精油を取り入れた手づくり化粧品を楽しむのも良いでしょう。
※作ったものは個人が楽しみとして自己責任の範囲でお使いください。
2-5.その他のアロマテラピー
ご紹介したほか、粗塩やはちみつに混ぜた精油を湯に入れ全身または一部を浸ける沐浴法、リラクセーションや保湿・血行促進等のためのアロマトリートメントなど、アロマテラピーの楽しみ方はたくさんありますから、ぜひいろいろな方法を知っていただけたら幸いです。
3.おわりにーー
いかがでしたか。アロマテラピーは私たち人間が自然の中で暮らしていた時代のライフハックを起源とした植物療法です。心身をリフレッシュさせ、ストレスフリーな生活を目指すために、その楽しみ方・活用法はたくさんあります。
また、どの香りが自分に合っているかを見つけるのもアロマテラピーを楽しむ方法の一つです。
これからアロマテラピーをはじめる方、アロマテラピーに興味をお持ちの方は、安全に楽しむためにもぜひアロマテラピーの基本を知ってくださいね。
ちなみに、坂戸市(埼玉県)をはじめ近隣エリアでアロマライフをサポートするアロマデザインカフェアンジーでは、アロマテラピーに関する講座やワークショップを開催しております。
Zoomなどのオンラインや個別での対応も可能な場合がありますので、ぜひご検討いただけたら幸いです。
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